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2019年1月27日

第3回 Greater Nagoya Dental Meeting開催

約430名を集め、過去最大規模となる

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 さる1月27日(日)、名古屋コンベンションホール(愛知県)にて第3回 Greater Nagoya Dental Meeting(飯田吉郎大会長)が「補綴臨床、温故知新」をテーマに約430名を集め盛大に開催された。

 本会は「名古屋から世界へ」を合言葉に2017年より始まった。第1回および第2回大会は愛知学院大学を会場としていたが、大会の規模が拡大し3年目となって定着してきたことを受け、今回からより人数を収容でき名古屋駅からも近い商業施設・グローバルゲートで開かれた。

 大会長の飯田吉郎氏(愛知県開業)の挨拶のあと、まず大河雅之氏(東京都開業)が登壇。「MI Esthetic adapting Digital Dentistry」のタイトルでベニア修復を用いた低侵襲な審美治療を美しい写真や動画とともに供覧し、好評を博した。続いて、二宮佑介氏(東京都開業)は「Interdisciplinary approach for complex patients」と題し、審美障害を主訴に来院した患者へ施した多彩なアプローチによる治療を披露した。

 ランチョンセミナーを挟み、午後はまず青島徹児氏(埼玉県開業)が「Subgingival Crown Contour Concept:Oral Barriologyがひもとく接合上皮内マージンの有効性」を講演した。硬・軟組織の接合部である接合上皮を口腔内バリアの最前線と位置づけ、補綴装置の接合上皮内マージンの有用性を自身の臨床例とともに示した。最後に、松本勝利氏(福島県開業)は「咬合再構築のロンジェビティーにおいて遵守しなければならないルール~咬合高径・咬合平面・咬合誘導・スーパーストラクチャーポジションの観点から~」で、下顎位・咬合平面・上部構造ポジションが決定され、咬合誘導が確立されることで良好な咬合再構築が可能となることを、自身の書籍である『GDS 総義歯の真髄(クインテッセンス出版)』からも引用しながら示した。

 また、会場内の別ホールでは本会の新たな試みとして歯科技工士向け、歯科衛生士向けの講演も行われ、こちらも人を集め盛況となっていた。

 次回の第4回 Greater Nagoya Dental Meetingはきたる2020年1月19日(日)に同会場で行われる予定である。