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2019年4月27日

日本顕微鏡歯科学会第16回学術大会が盛大に開催

「精密歯科治療を極める Perfection of Clinical Dentistry」をテーマに

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 さる4月27日(土)から29日(月)の3日間、一橋大学一橋講堂(東京都)において、日本顕微鏡歯科学会第16回学術大会(古澤成博大会長、三橋 純会長)が「精密歯科治療を極める Perfection of Clinical Dentistry」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら約720名が参加し盛会となった。

 大会初日にはハンズオンコースが開催され、2、3日目には各シンポジウムや一般口演、企業フォーラムなどが行われた。

 まず、佐氏英介氏、尾上正治氏(ともに東京都開業)、青木啓高氏(青木デンタルラボラトリー)らが登壇したシンポジウムA「補綴処置の精密歯科治療を極める」では、補綴装置の適合精度の基準、マイクロスコープを用いることの有用性など、歯科医師の視点からだけではなく、歯科技工士の視点からも述べられ、双方にとって有益な講演となった。2日目のシンポジウムB「歯内-歯周疾患の精密歯科治療を極める」では、牛窪敏博氏(大阪府開業)、石川 亮氏(兵庫県開業)がそれぞれ登壇。Simionの分類を紐解きながら、症例とともに診断におけるポイントについて詳しく解説した。各シンポジウムの最後に設けられた質疑応答では、さまざまな質問が飛び交い、本会の盛会ぶりがうかがえた。

 また、3日目の午前にはAMED(Academy of Microscope Enhanced Dentistry)を代表してMr. Todd Goldman(Goldman Dental Management)、Dr. Randolph K. Shoup C. V.、Dr. William Linger(ともに米国開業)らによる講演が行われた。米国におけるマイクロデンティストリーの現状と展望を解説するとともに、本年9月に米国ロサンゼルスにて開催されるAMED学術大会への参加を呼びかけた。

 ますます会員数を増やし、飛ぶ鳥を落とす勢いの本学会。次回の第17回学術大会は、2020年4月24日(金)から26日(日)、アクロス福岡(福岡県)において和田尚久大会長(九大病院口腔総合診療科)のもと開催予定。