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2019年9月22日

近畿デンタルサミット2019 in Osaka開催

当初予定していた定員400名の倍以上となる約900名の歯科技工士が参集

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 さる9月22日(日)、AP大阪駅前梅田1丁目(大阪府)において、近畿デンタルサミット2019 in Osaka(大阪府歯科技工士会主催)が開催された。本会は大阪府歯科技工士会が主催となり、近畿地方の各県の歯科技工士会の共催で開催されたもの。近畿地方で活躍している歯科技工士を中心に、錚々たる顔ぶれの演者が招聘された。当初予定していた定員は400名とのことだったが、事前受付の段階で定員の倍の800名以上から申し込みがあり、当日参加を含めると聴講者は約900名に達して大盛況となった。以下に演題と演者を示す。

APホール1
・「欠損補綴の目的から考えるパーシャルデンチャー・オーバーデンチャー」(奥森健史氏、デンタル・プログレッシブ)
・「機能するためのパーシャルデンチャーワークとその着目点」(小山邦宏氏、デンタラディア)
・「多数歯欠損症例によるチェアサイドとラボサイドのコミュニケーションの重要性」(今西秀郷氏、ZEAL ISM)
・「機能咬合のワックスアップ Sequential Occlusion」(榊原功二氏、榊原デンタルラボ)

APホール2
・「トータル的、歯科技工士力の向上を考える」(西村好美氏、デンタルクリエーションアート)
・「インプラント治療に携わる上で知っておくべき知識と歯科技工士の役割」(上原芳樹氏、ファイン)
・「天然歯牙から学ぶジルコニアセラミッククラウンの審美修復」(中村 心氏、Dental Japan 侍)
・「VISION~CREATION OF PERFECT HARMONY~」(瓜坂達也氏、Lucent Dental Laboratory)
・「天然歯の形態学」(脇田太裕氏、D.デンタルセラミスト)

Aルーム
・「The role of Dental Technician in Minimal Intervention~最小侵襲治療における歯科技工士の役割~」(小出俊介氏、T's Factory)
・「医学部歯科口腔外科における歯科技工士の役割」(田光 創氏、近畿大医学部附属病院歯科口腔外科)
・「『DESC』が目指すもの! “勉強会の枠を超え、今と未来を生き抜くための共同体! その活動の内容について”」(川端利明氏、ラジカルスペース)
・「新しい歯科業界の未来に向けて」(旗手勝浩氏、Ippin Dental Laboratory)
・「実践・生体との調和を求めた補綴物形態の捉え方~より生体に順応させる正しいクラウンフォームとは~」(藤本光治氏、ミナミ歯科クリニック)

Eルーム
・「女性歯科技工士活躍プロジェクト from Osaka」(森 直美氏、シーディーシー・ティーシー/メーケルブールグ明美氏、清水歯研)
・「オペーク色セメントを使用した症例」(松山真也氏、SUNS Dental laboratory)
・「若い人たちに歯科技工をバトンタッチしていくために」(槇田大介氏、ハーモニック)
・「明日から使える模型製作の基準~咬合平面を意識すると臨床が変わる~」(西岡健一氏、サンジョー)
・「総義歯と咬合~これからの歯科技工と展望~」(佐藤幸司氏、佐藤補綴研究室)

 クラウンワークやデンチャーワークにおける技術的な分野をテーマにした講演もあれば、歯科技工士としての生き方をテーマにした講演もあり、非常にバラエティに富んだプログラムが組まれていた。閉会式では今大会が大成功を収めたことを受けて、今後も継続してこのような講演会を企画していくこと、さらにその際には近畿地方だけではなくより広い地域の歯科技工士会と協力して開催していきたいという展望が語られた。