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2020年1月26日

歯科2.0サミット開催

若手歯科医師を対象に、歯科界のさまざまな課題が俎上に

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 さる1月26日(日)、Fabbit Global Gateway“Otemachi”(東京都)において、dot2dotフェローによる歯科2.0サミットが開催された(株式会社dot2dot、三軒茶屋マルオ歯科主催)。

 歯科2.0サミットとは、臨床と研究、開業医と専門医、抜歯と保存、デジタルとアナログ、診療と経営、国内と海外など、歯科医療のさまざまなテーマの課題や選択について、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士がグループセッション形式のディスカッションを行うもの。

 今回は、一般開業、専門開業、留学経験、日本や海外での修士号取得、大学人、フリーランスなど、個々にさまざまなバックグラウンドを有する以下の株式会社dot2dotフェローメンバーによる5つのテーマのディスカッションが行われた。

フェローメンバー:岩野義弘氏(東京都開業)、大石洋平氏(埼玉県開業)、木戸淳太氏(福岡県勤務)、辻本真規氏(福岡県開業)、蓮池 聡氏(日大)、松丸悠一氏(フリーランス)、丸尾勝一郎氏(東京都開業)、 岩崎智幸氏(歯科技工士、熊本県開業)、峯崎稔久氏(歯科技工士、鹿児島県開業)、森田久美子(歯科衛生士、兵庫県勤務)
ディスカッションテーマ:(1)進路(キャリア)、(2)診療 (抜歯or保存)、(3)歯科医師と歯科衛生士・歯科技工士との連携、(4)診療 (デジタルorアナログ)、(5)経営

 今回の参加者は、研修医~30代前半までの歯科医師が多数を占め、学生・研修医については受講料無料で開催されたが、多様性に富む演者らの学術や経営に関する考えは大いに刺激的だったようで「歯科医師としての今後をどう生きるかについて、真剣に考える好機となった」との声が聞かれた。

 また、ソファーなども設置されたサロン風の会場で、演者・参加者ともに私服での参加を推奨するなど、若手歯科医師が参加しやすいように配慮されたユニークな講演スタイルは、多様性を是とする現在の社会的な風潮に沿うもので、今後の歯科の講演会のあり方に一考を促すものだと感じられた。