2020年10月7日掲載
白石和仁氏による歯科医師としての心構えが語られる
ズッキーナイトオンライン特別講演会 Vol.1を開催

白石氏はまず、自身の現在に至るまでの経緯をターニングポイントとともに話した。特に安藤 修氏(東京都開業)から学んだ「臨床的根拠」の重要性について述べ「臨床的根拠とは、経験則から得られた根拠と文献からの根拠を融合させて積み上げていくことであり、術者によりこの臨床的根拠は異なる」と解説した。
次に「歯科医師の仕事とは?」について、「歯を保存できる可能性がたとえ数%であってもその歯の保存に全精力を注ぎ込むべきで、抜歯は歯科医師にとって最後の手段でなくてはいけない」と述べた。また「歯科医師は抜いた歯の数だけ成長していかなければならない」とも話した。
最後に「99%への挑戦」として、100人いたら99人が抜歯する歯を残すことが目標であることを話し、そのような症例を多数紹介した。
質疑応答では視聴者からも多くの質問が寄せられ、白石氏はすべての質問にていねいに答えていき、会は20分延長となるほど盛況となった。