さる5月19日（土）、帝国ホテル（東京都）にて国際歯科学士会　日本部会（以下、ICD日本部会、江間誠一郎会長）50周年記念式典が開催された。
　式典の前に開催された記者会見では冒頭、江間会長より50周年記念式典を迎えるにあたって同会の変遷が資料をもとに概説された。また、斎藤　毅次期会長が挨拶し、「将来の構想として、ICD日本部会が専門・学術集団の職能団体を超えて、社会および歯科界に貢献できる役割を担えればと思っている」と述べた。
　また、同ホテル3F（富士の間）で行われた50周年記念式典では、Donald Johnson国際会長の祝辞や歯科関係者からたくさんの祝電が披露された。表彰式では河村洋二郎氏（第11、15代会長）をはじめ、9名が会員功労賞を受賞された。また、歯科界を代表する会員や歯科関係者も同会に対する長年の功績が認められ、企業功労表彰では中尾　眞氏（（株）ジーシー社長）が受賞された。
　引き続き会場では、萬屋　裕常任理事より、フェロー講演「50年の歩み」が行われ、1958年にICD日本部会が承認されてから現在までの内容が説明された。その後、五木寛之氏（作家）による特別講演「日本人の忘れもの」も行われ、五木氏からは現代社会に頻繁しているさまざまな事件や問題なども取り上げられ、わかりやすい説明に参加者は熱心に聞き入っていた。