トピックス 2009年2月14日掲載 約1,800名が参集し、盛況となる <font color='green'><b>ITI Congress Japan 2009開催</b></font> 後で読む さる2月14日(土)、15日(日)の両日、東京ビッグサイトにて「ITI Congress Japan 2009」(主催:ITI Section Japan、運営:ストローマン・ジャパン株式会社)が、参加者約1,800名を集め盛大に開催された。 本会は「科学的根拠に基づきインプラント歯科学をリードするITI」というコンセプトのもと、最近の商業主義的傾向に対し、特定のメーカーに偏らないインプラント治療をめざす形で、国内外の異なったインプラントユーザー86名による講演が行われた。 海外招待特別講演では、S. Chen氏(オーストラリア開業、ITIセクション オーストラリア チェアマン)、U. Belser氏(ジュネーブ大教授、ITIセクション スイス チェアマン)、D. Weingart氏(カタリーネン病院教授、ITIセクション ドイツ チェアマン)、D. Buser氏(ベルン大教授、次期ITIプレジデント)らが登壇。各氏とも、インプラント症例を分析・評価する新しい分類法であるSAC classificationや、2008年に開催された第4回ITIコンセンサス会議でまとめられたインプラント治療のコンセンサスの内容に基づいた講演を展開した。 一般講演は、臨床や技術上のテクニックに関する演題に加え、新進の臨床家による症例の報告とディスカッションなど、10題のテーマで行われた。また、現状の教育基盤の確立の必要性と、治療技術の革新にともなう適応の拡大を反映して「大学教育」「高齢者に対するインプラント治療」をテーマに、有意義な講演が行われた。 一般講演、ランチョンセミナー(7演題)の両方で「歯科技工セッション」や「インプラント治療におけるコデンタルスタッフの役割」など、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士がともに知識を獲得できるテーマが取り上げられ、専門家間の活発な交流が行われる会となった。