2023年9月2日掲載

多岐にわたるテーマの演題が揃い、学びを共有する機会に

第30回 ADFスタッフミーティング開催

第30回 ADFスタッフミーティング開催
 さる9月2日(土)、第30回ADFスタッフミーティング(楠 雅博氏主宰)が、兵庫県立淡路夢舞台国際会議場(兵庫県)の現地およびWeb配信のハイブリッド形式にて開催され、約124名が参加した。

 ADF(淡路デンタルフォーラム)とは、生涯にわたり歯の健康を守るための知識の共有を目的に、日ごろの成果を発表し意見を交わす学びの場として開催されている。

 本会のメインプログラムである会員発表では、多岐にわたるテーマで7組の演題が出揃った。以下に演題と演者を示す。

「当院での口腔機能訓練のシステム作り」平田如恵氏(歯科衛生士、おおの歯科・矯正歯科)
「魔法の言葉で、、、、人は変えられるの?」松本八重子氏/天羽智代氏(ともに歯科衛生士、あべ歯科医院)
「外国人患者への対応 ~言葉の壁を乗り越えて~」石上秀美氏/百田千佳氏(ともに歯科衛生士、楠歯科医院)
「『変わる』きっかけは、新人教育でした」芦澤真里氏(歯科衛生士、吉富歯科医院)
「歯科衛生士としての40年間自分史“生涯現役を目指して”」福田節子氏(歯科衛生士、おおの歯科・矯正歯科)
「SRPを極める その2 前歯小臼歯を完璧に!!」村上優香氏(歯科衛生士、楠歯科医院)
「Well being な歯科医院を目指して」岡田久美氏(歯科助手、吉富歯科医院)

 最後に参加者による投票が行われ、最優秀賞には松本氏と天羽氏、優秀賞には村上氏、審査員特別賞には芦澤氏がそれぞれ選ばれた。

 また、吉富信幸氏(東京都開業)による「Well being ~患者とともに歩む歯周治療~」と題した発表では、これからの歯科衛生士に必要なのは、患者さんの良いところを引き出し、育ててあげるポジティブなコミュニケーション能力であると述べた。そのうえで、検査結果だけに目を向けるのではなく、生活環境や遺伝の要因、生きがい、価値観など全体を見てその患者さんのなかでいちばん勇気づけられることはないか探してあげることがメインテナンスを行ううえで重要であるとまとめた。

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