2023年10月22日掲載

奥山洋実氏が講演し、参加者の歯科衛生士魂に火を灯す

スタディーグループL☆DH、第1回L☆DH Special講演を開催

スタディーグループL☆DH、第1回L☆DH Special講演を開催
 さる10月22日(日)、プラサヴェルデ(静岡県)において、第1回L☆DH Special講演(L☆DH主催)が開催された。L☆DHは、「身近な地域の歯科衛生士と勉強したい」「地域の歯科医療に貢献したい」という思いから始動し、2か月に1度勉強会を開催している。今回、初めて講師を招聘のうえ、特別講演会を開催した。

 はじめに、L☆DH会員歯科衛生士による発表が行われた。まず、神尾知恵氏(杉山歯科医院)はL☆DHのこれまでの活動について振り返り、次に鈴木亜紀氏(塚本歯科クリニック)が「歯周治療を通して歯科衛生士の魅力を伝えます」と題し、登壇した。鈴木氏は、自身の症例をとおして、歯周基本治療中の悩みややりがいについて発表。歯周病は患者さんが自分で治していかなければいけない病気であるため、それをサポートするために歯科衛生士が患者さんに知識や技術を提供し、ゴールまで先導していく必要があると述べた。

 最後に、特別講演として奥山洋実氏(歯科衛生士、オーラルケアクリニック新宿有田歯科医院)が「歯科衛生士は生涯をかけるにふさわしい仕事」と題し登壇。氏は、37年臨床を続けてきた自身のこれまでの歯科衛生士人生を振り返り、歯科衛生士が生涯をかけるにふさわしい仕事だということを力説。また、近年口腔の健康が注目されていることを説明し、会場の歯科衛生士に「歯科に受診する国民の期待に応えられるか?」と問いかけた。そして、一人ひとりの歯科衛生士の力は小さくても、皆が多くの国民を健康に導くという結果を出すことができれば医療費も削減することができ、歯科衛生士という職の価値を社会に見せることができると述べ、「歯科衛生士はすべての人に必要で健康な人生を支えるに誇りある仕事です。生涯をかけるのにふさわしい仕事」とまとめた。

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