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2024年1月23日

クインテッセンス出版株式会社、第41回WEBINARを開催

関崎和夫氏が「健康寿命の延伸を生涯目標とした咬合誘導~出生から死に至るまでの咬合管理~」をテーマにWeb講演

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 さる1月23日(火)、関崎和夫氏(新潟県開業)によるWEBINAR#41「健康寿命の延伸を生涯目標とした咬合誘導~出生から死に至るまでの咬合管理~」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本セミナーは、関崎氏の著書『新 咬合論&咬合誘導論』の内容をベースに行われた。

 冒頭、関崎氏は「咬合誘導」を提唱した深田英朗氏と落合靖一氏を紹介しつつ「咬合誘導」の理念について解説。「『咬合誘導』は臨床歯科学が目標とする出生から死に至るまでの咬合管理である」と述べ、その後は関崎氏の歯科医院に来院する「8020」達成患者の症例を供覧しながら、症例に共通するポイントとして(1)上下顎犬歯は天然歯の生活歯であり咬耗も少ない、(2)犬歯咬合関係がⅠ級である、(3)犬歯誘導を保っている――3つを挙げ、犬歯誘導が健康寿命の延伸に大きく関与していることを詳説した。

 続いて、咬合と歯の残存関係について、関崎氏の歯科医院に来院する患者データと文献を交えながら「『8020』達成者に反対咬合と開咬はいない」ことを説明した。そして、反対咬合の患者では50歳を過ぎると喪失歯が増加し、特に上顎前歯が喪失しやすいことや、開咬の患者では反対咬合と比較してもさらに歯の喪失率が高いことを根拠に、成長発育期における咬合管理の重要性を説いた。また、「8020」達成患者のなかにも過蓋咬合が見られることから、「過蓋咬合は『8020』達成において加害ではない」ことを強調し、健康寿命を延伸するための早期治療の優先順位は1位:開咬、2位:反対咬合、3位:過蓋咬合、4位:正常咬合であると解説した。

 講演後の質疑応答では、「長期間メインテナンスを継続している患者さんと、中断してしまった患者さんの予後の違い」についての質問が寄せられ、関崎氏は「長期にわたるメインテナンスの中断は、歯の残存率に大きな影響を与える」と回答した後、患者さんの来院の継続には院内スタッフの協力が不可欠であることにも言及した。

 なお、本Webセミナーの振り返り配信は、きたる2024年4月23日まで購入が可能である。次回のWEBINAR#42は、きたる2月1日(木)、小濱忠一氏(福島県開業)を招聘し、「長期的なインプラント周囲組織維持のための治療戦略」が開催予定である。両セミナーの申込みはこちらから。