2009年6月3日掲載

「キシリトールのむし歯予防効果」シンポジウムを開催<br>スペシャルゲストに金メダリスト北島康介氏

<font color='green'><b>日本フィンランドむし歯予防研究会</b></font>

<font color='green'><b>日本フィンランドむし歯予防研究会</b></font>
 さる6月3日(水)、フィンランド大使館(東京都)において、日本フィンランドむし歯予防研究会(以下、JFSCP、羽村 章理事長)とフィンランド大使館主催による「"6月4日はむし歯予防の日"知っておきたいキシリトールのむし歯予防効果 シンポジウム」(日本歯科医師会後援、株式会社ロッテ、ダニスコ・ジャパン株式会社協力)が開催された。  本シンポジウムは日本とフィンランドの日本の外交樹立90周年を記念し、6月4日からの歯の衛生週間を前に行われたものである。フィンランドといえばキシリトールを活用した口腔保健活動に国を挙げて取り組み、多大な成果をあげているむし歯予防の先進国として知られている。  会場ではヨルマ・ユリーン氏(駐日フィンランド大使)の挨拶後、羽村理事長(日歯大教授)が「フィンランドの歯科事情とキシリトールの効果・効能について」と題した基調講演を行い、むし歯予防に大きく貢献するキシリトールの効果的な利用法を提案した。  それに続くトークショーでは、スペシャルゲストとして北島康介氏(競泳金メダリスト)が羽村理事長、倉治ななえ氏(JFSCP副会長)とともに登場。アスリートとしての歯の健康管理について尋ねられると「ていねいに歯みがきをし、トレーニングの際にはマウスピースを装着するなど日頃から歯を大切にしている。集中力を高めるためにキシリトールガムはよく噛むが、今日はキシリトールの効果についてあらためて学ぶことができ、これからのパフォーマンスに生きる有益な知識を得られたと思う。また、自分だけでなく、水泳を通じて出会う子どもたちにも今日得られた知識をぜひ伝えていきたい」と語った。

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