トピックス 2009年7月4日掲載 「スポーツ歯科医学のストラテジー -第20回学術大会を迎えて-」をテーマに <font color='green'><b>第20回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会開催</b></font> 後で読む さる7月4日(土)、5日(日)、大宮ソニックシティ(埼玉県)において、第20回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会(安井利一理事長、大会長)が第9回日本スポーツ・健康づくり歯学協議会(杉山義祥会長、井坂義昭大会長)と共催で開催され、約350名が集まった。 第20回学術大会となった本大会は、メインテーマに「スポーツ歯科医学のストラテジー」を掲げ、特別講演、シンポジウム、教育講演、公開講座、ランチョンセミナー、一般口演、ポスター発表などが行われた。 なかでも、5日(日)に行われたシンポジウム「スポーツ歯科医学のストラテジー」では、安井氏をコーディネーターに、歯科医師会の立場から箱崎守男氏(前日本歯科医師会副会長)、歯科衛生会の立場から松木一美氏(日本歯科衛生士会専務理事)、歯科技工会の立場から村松仁志氏(日本歯科技工士会認定講師)らが講演。スポーツ歯科を、スポーツにおける「健康・安全・競技」の3領域をサポートする「かかりつけ歯科医」機能の1つと位置づけ、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士のデンタルチームとしてのアプローチをしていくことが重要とした。 一方で、スポーツ歯科を国民にどうアピールしていくか、また、現状ではボランティアに近いマウスガード製作のコスト問題など今後クリアすべき課題も議論された。20年を節目として、学会の新たな展開が期待される。