トピックス 2010年6月27日掲載 「矯正学に叡智の集結」をテーマに <font color='green'><b>日本成人矯正歯科学会第18回大会開催</b></font> 後で読む さる6月27日(日)、東京ステーションコンファレンスサピアタワー(東京都)において、日本成人矯正歯科学会第18回大会(島本和則大会長、佐藤元彦理事長)が「矯正学に叡智の集結」をテーマに開催された。 特別講演「顎変形症の成人症例における矯正治療とmulti-segmental osteotomy 併用の20年のレビュー」(蘇 志鵬氏、台北医科大臨床教授)では、蘇氏が中等度から重度顎変形症の成人症例の主要な治療法の1つとして、矯正治療と併用して1990年代より台湾で行われている、1回の手術で歯を含む3つ以上の歯槽骨セグメントに分割・移動する「multi-segmental osteotomy」の症例を提示した。 また「矯正治療におけるanterior guidanceの重要性」(藤本順平氏、東京都開業)では、藤本氏が矯正治療においても、側方ガイドを犬歯単独または作業側の複数歯牙(グループファンクション)によりディスクルージョンを与える「mutually protected occlusion」を達成することを目指し、また達成したことを確認することが、長期にわたる咬合の安定につながると述べた。 本会で恒例の「2010年度Eライン・ビューティフル大賞」は、タレントの井上和香さんが受賞した。