Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2011年1月8日

第16回ヨシダCTユーザーミーティング開催

幅広いCT活用術と今後の展望について活発な議論が展開

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる1月8(土)、9日(日)の両日、アキバホール(東京都)において、第16回ヨシダCTユーザーミーティングが盛大に開催された。

 1日目はまず、本ミーティングの座長を務めた小宮山彌太郎氏(東京都開業)が「インプラント治療におけるCT画像の必要性」と題した基調講演を行った。その後は、寺西邦彦氏(東京都開業)が「日常臨床における歯科用CTの活用」、弘岡秀明氏(東京都開業)が「歯周治療におけるCT診査の有用性」、佐藤孝弘氏(新潟県開業)が「idealからrealistic treatment planへ―歯科用CTが患者本位を可能にする」、千葉豊和氏(北海道開業)が「CT導入後6ヵ月における臨床応用―術後評価を中心に」、山田國晶氏(京都府開業)が「新たなる臨床を創造させる―三次元的イメージづくりのためにCTを利用する」と題した講演を行った。また、講演の途中にて本ミーティングのコメンテーターである山崎長郎氏(東京都開業)がコメントを述べ、今後の歯科医療においてCT画像診断が必要不可欠であることを強調した。

 2日目は、大野素史氏(静岡県開業)が「臨床におけるCT・3D画像診断の有用性」、榊 恭範氏(福岡県開業)が「その治療ははたして適正であったか?―CTを導入した今振り返る」、林 揚春氏(東京都開業)が「即時埋入における歯科用CTの臨床応用」、船越栄次氏(福岡県開業)が「CTを用いたオステオトームテクニックによるサイナスリフトの評価」、眞坂信夫氏(東京都開業)が「開業40年の中でのCT導入の意義と効果」、中村社綱氏(熊本県開業)が「歯科用CTデータによる手術用ガイドの臨床応用」と題した講演を行った。

 ディスカッションにおいては、インプラント治療をはじめ、歯科領域の幅広い治療において術前のCT画像診断が欠かせないものとなりつつある現状が強調された。また、患者へのコンサルテーション、術後の再評価にもCTの応用が有効であることが語られるなど、終始活況を呈したミーティングとなった。