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トピックス


2008年7月18日

4th Scientific Meeting of the Asian Academy of Osseointegration Hirosima 2008

アジア各国より多くの参加者を集め盛大に開催

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 さる7月18日(金)、19日(土)の2日間、広島県民文化センターにて、4th Scientific Meeting of the Asian Academy of Osseointegration(以下、AAO) Hirosima 2008(大会長:赤川安正氏、In-Ho Cho氏)が、アジア各国より参加者約400名以上を集め、盛大に開催された。
 AAOは、アジア地域におけるインプラント治療の啓発と発展を目的として発足。第1回学術大会は2005年に韓国・ソウルにて開かれ、今回が4回目の開催となる。
 1日目の午前は、Invited Lecturesとして、韓国、中国、タイ、日本、インド、インドネシア、台湾より7名の演者が登壇し、講演を行った。
 午後は、Gunnar E Carlsson氏(イエテボリ大名誉教授)が「Occlusion - Modern Concepts and Their Application in Implant Prosthodontics」と題したPlenary Lectureを行った。続くOral Sessionでは、11名の演者による発表、活発な質疑応答がなされた。
 2日目の午前はSymposium 1「Current Innovation of Implant Treatment」が行われ、宮崎 隆氏(昭和大教授)、Soon-Ho Hong氏(韓国・ヨンセイ大学)、水木信之氏(神奈川県開業)が、それぞれ講演、ディスカッションを行った。続いては、申 基★[★=吉が2つ]氏(明海大教授)が「Implant Esthetics and Soft Tissue Management」と題したPlenary Lectureを行った。
 午後は、Paulo Malo氏(ポルトガル・リスボン開業)が「Total Rehabilitation with the All-on-4 Concept」と題したPlenary Lectureを行った。続いて、Symposium 2「Clinical Application of Magnetic Attachment to Implant-supported Overdentures」が行われ、前田芳信氏(阪大教授)、Mark Thomasson氏(英国・ニューカッスル大教授)、In-Ho Cho氏(韓国・ダンコック大教授)、古谷野 潔氏(九大教授)が講演を行い、磁性アタッチメントを用いたオーバーデンチャーの現状と展望について議論を交わした。
 本大会では、前回大会までのおもな参加国であった日本、韓国、台湾の人々に加え、中国、インド、タイ、インドネシアからも多くの参加者が訪れなど、AAOの充実ぶりと今後のさらなる発展を期待させるものとなった。