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2008年7月13日

第19回歯科保健医療国際協力協議会総会および学術大会開催

中村氏、20年にわたるネパールでの活動を報告

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 さる7月13日(日)、昭和大学歯科病院臨床講堂(東京都)にて、第19回歯科保健医療国際協力協議会総会および学術大会(深井穫博会長)が開催された。
 本大会では、歯科保健医療国際協力協議会(以下、JAICOH)が1990年に設立されて以来、開業医のみならず、大学関係者、歯科衛生士、歯科学生らによる国際歯科保健医療活動の報告が行われている。
 会場では18題の講演が行われ、そのなかで、ネパールにおける国際歯科保健医療活動を積極的に牽引してきた中村修一氏(九歯大国際交流・国際協力担当教授、ネパール歯科医療協力会)が登壇。氏は、1989年から開始した歯科保健医療の普及活動が今年で20年を迎え、メディカルケアからヘルスケアを経て、現在の自立型歯科保健開発に至るまでを説明。これまでに実施したプロジェクトを供覧し、現地関係者の意識の変化を織り交ぜながら語った。
 また、20年間に14,331名に歯科医療、76,814名にヘルスケアを展開し、合計で91,145名がその恩恵を受けたことを報告し、「ここまで継続できたことは本事業に参画した日本人607名のおかげであり、人の和につきる」と喜びを語った。
 なお、深井穫博会長より同日開催された理事会で2009年第20回記念学術集会の開催が決定したことが報告された。会期は2009年7月18日(土)、19日(日)の2日間。18日(土)は夕刻に記念祝賀会、19日(日)はシンポジウム、ワークショップ、ポスター発表が行われる予定。