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2008年7月4日

日本学術会議 市民公開シンポジウム開催

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 さる7月4日(金)、鶴見大学記念会館ホール(神奈川県)にて市民公開シンポジウム「くらしを支えるサイエンス―生命科学からのメッセージ―」(日本学術会議主催、鶴見大学共催、総合司会:瀬戸★一[★=日へんに完]鶴見大特命教授、日本学術会議会員)が開催され、8演題が講演された。
 今回の市民公開シンポジウムは、第2部(生命科学)が企画し、さる4月に開催された「ビスホスホネート治療による顎骨壊死の現状」につぐ第2弾となり、歯科からは米田俊之氏(阪大大学院歯学研究部長)が「骨とくらし」を講演。「粉骨砕身」、「骨身にこたえる」、「骨太」、「屋台骨」など日本人の骨の大切さを語る言葉から紹介し、骨の働きを7項目(考古学的資料、犯罪捜査資料・証拠、外的刺激からの保護、身体の発育・成長・維持、カルシウム/リン恒常性、幹細胞をつくる、リモデリング)から解説した。また、高齢社会で問題となる骨粗鬆症の病態と治療法について、一般の聴衆の方々にわかりやすく解説した。
 日本学術会議は第1部(人文科学)、第2部(生命科学)、第3部(理工学)の3部門があり、 82万人の研究者を代表する210名の会員で構成されている。その役割は、政府に対する政策提言、科学に関する審議・国際交流、科学者間のネットワークの構築、科学の役割についての世論の啓発などがある。