Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2011年12月22日

日歯・日歯連盟、臨時記者会見を開催

次期診療報酬改定率、歯科本体+1.7%

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる12月22日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(大久保満男会長)ならびに日本歯科医師連盟(高木幹正会長)による臨時記者会見が開催された。本会見は、同月21日(水)に政府が平成24年度診療報酬改定率を決定したことを受けて開催されたもの。

 席上、大久保氏は「たいへん厳しい財政状況のなかでマイナス改定といわれるなか、ほんのわずかであってもプラス改定になったことは評価したい」と述べ、これから中医協で始まる改定作業については、国民の健康を守る視点で臨んでいきたいとした。

 続いて、高木氏は歯科のプラス改定にあたって、職域代表をはじめとする歯科医師議員の働きについて謝意を示すとともに、これからの改定作業については「現場の実態を踏まえた配分と同時に、その配分が反映できるシステムづくりを含めて関係議員に働きかけていきたい」と述べた。

 その後、中医協委員である堀 憲郎氏(日歯常務理事)は、これまでの中医協での要望などを踏まえたうえで、四半世紀にわたって評価されていない多数の項目の評価の見直しを求めていくことや、通知等の是正など現場の歯科医師が診療に集中できる環境整備を求めていくとした。

 以下に診療報酬・介護報酬改定の改定率を示す。

(1)診療報酬改定(本体)
改定率 +1.38%
各科改定率
医科 +1.55%
歯科 +1.70%
調剤 +0.46%

(2)薬価改定等
改定率 ▲1.38%
薬価改定率 ▲1.26%(薬価ベース ▲6.00%)
材料改定率 ▲0.12%

介護報酬改定
改定率 +1.2%
在宅 +1.0%
施設 +0.2%