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2011年12月23日

art & experience Bianco e Rosso (a Year-end Party 2011)開催

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 さる12月23日(金)、アルカディア市ヶ谷(東京都)において、「art & experience Bianco e Rosso (a Year-end Party 2011)」(山本尚吾主宰、art & experience Bianco e Rosso)が開催され、歯科技工士を中心に約60名が参集した。本会は、山本氏が主宰するハンズオンコース「Bianco e Rosso Course」の受講生やOBをはじめ、各種メーカー・ディーラー・出版関係者を招いて昨年より行われているもの。

 会場ではまず、山本氏自身が基調講演として2011年度の出来事を概観。東日本大震災へのお見舞いを述べた後、「それでも前に進んでいくしかない」として各種最新材料の動向や自身の現在の研究テーマなどについて語った。

 その後、浦本 睦氏(歯科技工士、アヴァンティ)が「AVANTI 2011 北の国から」と題して登壇。勤務時代にはインプラント技工を行ったことがなかったが、開業してみて「いかにインプラント技工ができないと不利か」ということを悟った氏が、これまでの山本氏の講義に沿ってフレームワーク作成・人工歯排列を行った症例などを提示した。

 引き続き、会場では佐々木英隆氏(歯科医師、東京都内勤務)が登壇。「CAD/CAMリアルエステティック」と題し、CERECシステム(シロナデンタルシステムズ)を駆使した多数の審美症例を提示。これまでの約1,500症例の経験を基に、部位別のブロック選択法や歯科技工士とのコミュニケーション法、そしてCAD/CAMだからこそ求められる精度の高い支台歯形成法などについて示した。

 その後会場では、参加した各メーカーによるリレープレゼンテーションが約2時間にわたって行われ、最後に山本氏が登壇。本講演で山本氏は、事前に佐々木氏が提示した症例、および「QDT」2011年12月号「MASTERPIECE」に掲載された大河雅之氏(東京都開業)との2症例について詳細に解説。いずれもCERECシステム用のブロック「VITABLOC Reallife」(VITA Zahnfabrik、白水貿易)をベースとし、その上にVITA社の築盛用陶材を築盛、あるいはエクスターナルステインを施す製作ステップが採られており、聴衆はその理論と圧巻のプレゼンテーションに目を奪われていた。