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2012年1月9日

JMM新春特別講演会開催

講師に糸瀬、山道両氏を招聘

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 さる1月9日(月)、新宿NSビル(東京都)において、「JMM新春特別講演会」(日本メディカルマテリアル主催)が、「バーティカルボーンオグメンテーション―長期安定性のための生体主導型インプラント治療」をテーマに、100名以上の参加者を集め、盛大に開催された。

 糸瀬正通氏(近未来オステオインプラント学会会長)は、2008年に発刊された「サイナスフロアエレベーション」を基に、上顎洞における解剖、診査・診断項目、挙上術式、術中の偶発症、術後の合併症などについて述べた。これらの内容について糸瀬氏は、いかにして長期的に安定させるかという観点で終始講演を行った。

 山道信之氏(近未来オステオインプラント学会副会長)は、2011年に発刊された『バーティカルボーンオグメンテーション』を基に、下顎臼歯部における解剖、形態の分類およびアプローチ法、症例の難易度別分類、トラブルシューティングなどについて述べた。また、長年の臨床経験とグローバルな研究データから導き出された「生体主導型インプラント治療」のコンセプトについても言及した。

 春日井昇平氏(医歯大大学院教授)の座長で行われたディスカッションでは、数多くの質問が寄せられ、上顎・下顎臼歯部における垂直的骨造成への関心の高さがうかがわれた。