2026年7月号掲載
第17回 歯科医療における認知症ケア・認知症支援の視点(前編)
※本記事は、「新聞クイント 2026年7月号」より抜粋して掲載。
超高齢社会における歯科治療
認知症の患者さんへの対応
認知症の人が増えるにつれ、歯科診療の現場でも「どう対応すればよいか」と戸惑う場面が増えている。日本老年歯科医学会は認知症の人への歯科治療ガイドラインを刊行し、コミュニケーションから緩和ケアにいたる包括的な推奨を示しているが1、現場での実践に落とし込むための共通言語はいまだ十分とはいえない。
前編では、「同意と意思決定の支援」「診療中の拒否・不穏への対応」の2点について、歯科医療従事者が共有できる認知症ケアの視点を解説したい。