企業|2026年7月6日掲載

「インプラント・矯正治療における臨床の最前線」をテーマに

インプラント×アライナー矯正シナジーミーティング開催

インプラント×アライナー矯正シナジーミーティング開催

 さる7月4日(土)、5日(日)の2日間、赤坂インターシティコンファレンス(東京都)において、インプラント×アライナー矯正シナジーミーティング(デンツプライシロナ株式会社主催)が、「インプラント・矯正治療における臨床の最前線」をテーマに開催された。デジタル技術の進化やエビデンスの蓄積を背景に、インプラント治療および矯正歯科治療の双方の専門性を活かした包括的歯科治療が可能になりつつあるなか、最先端技術の現状と臨床応用の到達点について、多様なプログラムを通じて示された。

 海外演者としては「DSI New Implant Treatment Workflows」セッションにてMarco Toia氏(イタリア開業)が、また「SureSmile Clinical Insights」セッションにてFelix Guido氏(SureSmileグローバル臨床研究スペシャリスト)が登壇し、デンツプライシロナ社が提供するインプラント補綴ソリューション「アトランティス」およびアライナー矯正治療システム「SureSmile」について、その特徴および実際の臨床活用について詳解された。ディスカッションではToia氏と澤瀬 隆氏(長崎大学)、Guido氏と中納治久氏(昭和医科大学)が、会場からの質疑応答を受けたり、システムの臨床応用について深掘りするディスカッションを展開したりした。

 他にも「インプラント×矯正治療のコンビネーション」と題したセッションでは寺西邦彦氏(東京都開業)を座長として佐藤洋司氏(秋田県開業)、丹野 努氏(栃木県開業)が、「審美インプラント治療成功への鍵」と題したセッションでは再び寺西氏を座長として飯田吉郎氏(愛知県開業)、松本和久氏(北海道開業)が登壇した。

 また、「SureSmile Orthoシステム」と題したセッションでは西井 康氏(東京歯科大学)を座長として荻野 茂氏(京都府開業)、林 一夫氏(東京都開業)が、「DSインプラント トータルワークフロー」と題したセッションでは竹下賢仁氏(東京都開業)を座長として岡田信輔氏(広島県開業)、谷尾和正氏(大阪府開業)が登壇した。

 さらにスタッフ向けに「アライナー矯正の成約率向上と院内ワークフロー構築」と題したセッションでは、栗林研治氏(千葉県開業)を座長として穴沢有沙氏(歯科衛生士、株式会社Blanche)が登壇した。そして「SureSmile Alignerシステム」と題したセッションでは松岡伸也氏(歯科医師、ヘルスアートプランニング株式会社)を座長として秦 佑樹氏(三重県開業)、綿引淳一氏(東京都開業)、松尾幸一氏(東京都開業)が、「DSインプラントトリートメントコンセプト」と題したセッションでは墨 尚氏(愛知県開業)を座長として黒嶋伸一郎氏(北海道大学)、宮澤貴裕氏、前田 貢氏(いずれも東京都開業)が登壇した。

 いずれの講演も、インプラント治療と矯正歯科治療それぞれの専門性を活かした包括的歯科治療のあり方を軸に、矯正的移動によるスペースメイキングや歯槽骨再生を見据えた治療設計など、両治療の相乗効果を臨床にどう活用するかという観点から語られ、参加者にとって明日からの臨床を具体的にイメージし、治療選択肢を広げるうえで多くの示唆に富む会となった。

 墨氏はセッションの締めくくりに、綿引氏は本会全体の総括において、インプラント治療も矯正歯科治療も、現段階においてデジタル技術がすべてを可能で完全なものにしているわけではなく、設備投資の限界もふまえると、現時点ではアナログとデジタルのハイブリッドが現実的な落としどころであるとの見解を示した。そのうえで、現在できることを確実に行うことが臨床歯科医の役割であるとの趣旨が語られ、本会は盛会のうちに閉会した。

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