萬人一語

クインテッセンス出版だからできること

2021年12月号掲載

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2021年12月号掲載

クインテッセンス出版だからできること

 スマートフォンやタブレットなどの普及によってさまざまな情報がデジタル化され、まさにデジタル全盛といえます。弊社では本年1月より小紙をベースにしたWebメディア「新聞クイントONLINE」をリリースしました。また2月より著者と読者、そして編集者をつなぐWebセミナーやLive配信形式の「Quinthouse」もスタートし、おかげさまで業界で話題のデジタルコンテンツとなっています。

 一方で雑誌不況が叫ばれて久しいなか、12月にアライナー矯正歯科治療の新雑誌「JAO日本版」が創刊されます。時代に逆行していると思われがちですが、小紙にとっては喜ばしいことです。その理由として、小紙のほとんどが毎月発刊される全雑誌に挟み込まれて流通する特性上、その発行部数は雑誌の数に比例するからです。

 JAO日本版の創刊によって、特に近年注目を集めているアライナー矯正分野に興味・関心のある読者層(歯科医療従事者だけでなく歯科関連企業を含めたすべての歯科医療関係者)にアプローチできる機会が増えることで、弊社の情報発信力がさらに高まります。

 情報過多の時代だからこそ選りすぐりの情報提供が必要であることはいうまでもありません。今まさに紙媒体にとってもデジタルメディアにとっても編集者の真価が問われる時代になってきていることを実感しています。

 紙媒体とデジタルメディアの両方を有する歯科専門出版社として、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえでコンテンツのさらなる充実を図ってまいります。クインテッセンス出版だからできることを。