関連キーワード

2025年11月号掲載

第10回 「健康サポート薬局」が担うハブ機能 ─歯薬連携の可能性(後編)

※本記事は、「新聞クイント 2025年11月号」より抜粋して掲載。

歯科・薬科連携で薬物治療の安全確保

 高齢社会が進行する日本において、歯科診療の現場でも複数の基礎疾患を有し、多剤併用(ポリファーマシー)状態にある高齢患者が増加している。そのため、歯科治療時の薬剤処方においては、服用中の薬剤との相互作用や重複投薬といったリスクへの配慮が不可欠である。高齢者では腎機能が低下していることが多く、利尿薬とレニン・アンジオテンシン系阻害薬、および非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の3剤併用により、急性腎障害の発症リスクが上昇する。これは「トリプルワーミー」とよばれ、注意すべき組み合わせである。特にNSAIDs は歯科領域で頻用される薬剤であり、トリプルワーミーの最後のトリガーとなり得ることから注意が必要である。

続きを読むには…

この記事は会員限定です。

会員登録すると読むことができます。