GPが知っておきたい高齢者歯科医療 2025年11月号掲載 第10回 「健康サポート薬局」が担うハブ機能 ─歯薬連携の可能性(後編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2025年11月号」より抜粋して掲載。 歯科・薬科連携で薬物治療の安全確保 高齢社会が進行する日本において、歯科診療の現場でも複数の基礎疾患を有し、多剤併用(ポリファーマシー)状態にある高齢患者が増加している。そのため、歯科治療時の薬剤処方においては、服用中の薬剤との相互作用や重複投薬といったリスクへの配慮が不可欠である。高齢者では腎機能が低下していることが多く、利尿薬とレニン・アンジオテンシン系阻害薬、および非ステロイ... 山浦 克典 ヤマウラ カツノリ 慶應義塾大学薬学部教授・附属薬局長 1989年、千葉大学薬学部卒業。1991年、同大学大学院薬学研究科博士前期課程修了。2002年、同大学大学院後期課程修了。1991年、株式会社ツムラ創薬研究所、1997年から保険薬局薬剤師、薬局経営、PET画像診断センター薬剤部長・製造管理者などを経て2006年、富士バイオメディックス臨床開発モニター(CRA)、2009年、千葉大学大学院薬学研究院講師、2013年、同准教授を経て、2015年より現職。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。