GPが知っておきたい高齢者歯科医療 2025年12月号掲載 第11回 オーラルフレイルと口腔機能低下症における 歯科衛生士ができるアプローチ(前編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2025年12月号」より抜粋して掲載。 QOLに直結する口腔機能 口腔機能は、食べることや人とのコミュニケーションなどQOL(生活の質)に直結しています。特に、高齢期におけるオーラルフレイルと口腔機能低下症は、低栄養・フレイル・サルコペニアに進展するリスクを高めることから、健康寿命に影響を与える健康課題となります。 口腔機能低下の維持・改善を目的とした専門職による介入には、適切な補綴処置による咬合支持の獲得に加... 小原 由紀 オハラ ユキ 歯科衛生士・宮城高等歯科衛生士学院教務主任 1998年、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)歯学部附属歯科衛生士学校卒業。2008年、同大学歯学部口腔保健学科卒業(編入学)。2009年、同大学歯学部口腔保健学科特任助教。2010年、首都大学東京(現・東京都立大学)人間健康科学研究科修了・修士(健康科学)。2014年、東京医科歯科大学(現:東京科学大学)大学院修了・博士(歯学)。同大学院口腔健康教育学分野講師、東京都健康長寿医療センター研究所専門副部長を経て、2024年より現職。東北大学大学院歯学研究科加齢歯科学分野非常勤講師。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。