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2024年6月号掲載

第5回:頭頸部放射線治療後のう蝕管理

※本記事は、「新聞クイント 2024年6月号」より抜粋して掲載。

頭頸部放射線治療後のう蝕管理の難しさ

 放射線治療後の患者さんは、う蝕が多発することが知られています。歯髄炎になると顎骨感染により顎骨壊死のリスクが上がるため、早期発見・早期治療は重要ですが、それ以上に予防のための歯科管理が重要です。管理の内容は、3か月を超えないリコール間隔、日々のフッ化物洗口やフッ化物配合歯磨剤によるブラッシング、クロルヘキシジン含嗽が推奨されています。
このような管理が行われない場合、顎骨壊死の発生率は30%前後ですが、管理により10%以下になることが多く報告されており、顎骨壊死の予防に歯科管理は有効かつ重要です。しかし、このような管理を行っても年間う蝕発生者率は40%以上であり、つねに口腔を清潔に保っているにもかかわらず、う蝕が多発する患者さんを少なからず経験します(図1)。

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