社会|2025年9月3日掲載

特別講演に黒江敏史氏を招聘

第31回宮城県歯科医学大会および第30回東北デンタルショー2025が開催

第31回宮城県歯科医学大会および第30回東北デンタルショー2025が開催

 さる8月31日(日)、仙台国際センター(宮城県)において、第31回宮城県歯科医学大会(宮城県歯科医師会主催、宮城県歯科技工士会・宮城県歯科衛生士会・東北新潟歯科用品商協同組合宮城県支部共催)が開催された。講師に、黒江敏史氏(山形県開業)を招聘し「Tooth WearとNCCLに強くなろう―プラークコントロールで対応できない疾患をどう捉える?―」と題して特別講演が行われ、約150名が参加し盛会となった。

 まず、坪田 真氏(宮城県歯科医師会常務理事)、佐々木 優氏(宮城県歯科医師会会長)がそれぞれ挨拶を述べ、講師の黒江氏が登壇。氏は冒頭、tooth wear、NCCL(非う蝕性歯頚部歯質欠損)、摩耗、咬耗、酸蝕などの用語の定義を整理し、用語の意味を共通認識としてもつことの大切さを述べたうえで、それぞれの原因や臨床症状について解説。また、自身がアブフラクション肯定派から否定派へと変わった理由を文献や臨床とともに紹介した。

 仙台国際センター展示棟では、8月30日(土)、31日(日)の両日、第30回東北デンタルショー2025(東北新潟歯科用品商協同組合主催)が「笑顔がきらめく! 最新のデジタルテクノロジー」をテーマに開催され、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手、学生ら約2,000名が参集し、賑わいをみせた。会場には口腔戦士デンタマンやミュータンスくんといったキャラクターも駆け付け、展示ブースでメーカーお勧めの製品を紹介したり、子どもたちと写真撮影をするなど来場者を楽しませていた。

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