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2021年4月号掲載

第3回:「頼られてうれしい!」から先のはなし

歯科口腔外科常設化の開始元年顕在化した歯科的ニーズ

 少しずつ春の気配を感じる今日この頃(執筆は2月末)ですが、同時に年度末の慌ただしさも感じています。さまざまな事業の締めや決算、そして人事異動直前のソワソワした空気感もこの時期の風物詩(?)ではないでしょうか。現職ではいくつかの多職種チームに参加しているので、お世話になった他部門の先生方との出会いや別れなど、さまざまな想いが去来します。
 かくいう私も、7年前のこの時期に現職に異動してきました。それ以前は当科は週2日診療の非常勤体制でしたので、私の着任は同時に歯科口腔外科の常設化のスタートでもありました。新しい環境にひとり身を置くことになり緊張していた私に、当時から非常勤で勤務されていたO先生は「そんなに急には予約増えないから大丈夫!」と声をかけてくださりましたが……開始から1週間も経つ頃には連日のように新規の併診予約が枠いっぱいに埋まる状況になっていました。まだ器材も十分な数がないなか、慣れない電子カルテをポチポチと操作し、いろいろな汗をかきながら診療したのも今となっては良い思い出です。また、それまでの院内の体制で対応しきれていなかった歯科への潜在的なニーズがどれだけあったか、ということにも気づかされました。

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