社会|2025年11月5日掲載
日本の歯科界の将来を担う若手歯科医師が横浜に集結
2nd YOUNG Dental Innovators' Meeting 2025が開催
さる11月1日(土)、2日(日)の両日、パシフィコ横浜アネックスホール(神奈川県)において、2nd YOUNG Dental Innovators' Meeting 2025(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が盛大に開催され、歯科医師829名、歯科技工士・歯科衛生士・学生226名、計1,055名の歯科医療従事者が来場した。
本会は、日本の歯科界の将来を担う若手歯科医師を演者として招聘し、現在注目を集めるテーマを題材に、フレッシュかつ先進的な視点から講演を行うことを目的としている。また、座長は歯科界で高い評価を得ている臨床家が務め、自身の講演に加えて若手演者のサポートを行い、プログラム全体の質を高める役割を担っている。本会は、2023年に開催された第9回日本国際歯科大会との併催以来2回目の開催であり、単独開催としては今回が初めてであった。
初日の開会式では、北峯氏が挨拶に立ち、本大会のロゴ(横浜からヨットが出港する様子を表したデザイン)にふれながら、「日本の歯科界の将来を担う若手歯科医師に、会場となる横浜から世界に向けて発信していってほしい」という思いを述べた。引き続き、来賓として末瀬一彦氏(日本歯科医師会常務理事)、山﨑長郎氏(日本臨床歯科学会理事長)より祝辞が寄せられた。
その後、2日間を通じて、歯周治療、インプラント治療、補綴治療、接着修復治療、歯内療法、矯正歯科治療、デジタルデンティストリーなど、幅広いテーマの講演が行われ、会場が満席となるほどの大きな盛り上がりを見せた。また、今回初の試みとしてモーニングセミナーおよびランチョンセミナーが実施され、参加者の多くの耳目を集めた。
ホワイエおよび企業展示会場では、56社に及ぶ企業がブースを出展した。各社は最新のデジタル機器をはじめ、材料や機器を用いた実演を行い、来場者の高い関心を集めた。本会最後には、第10回日本国際歯科大会2027が、きたる2027年10月1日(金)から3日(日)の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県)で開催されることが発表され、盛況のうちに本会は幕を閉じた。
なお、本会の振り返り配信はきたる2025年12月8日(月)から2026年3月9日(月)の期間で実施予定であり、多くのセッションが視聴可能となっている。詳細はこちらを参照。